エグゼクティブサマリー
2021年6月13日(日)、製造業のお客様からの緊急サポート依頼を受け、VectraのSidekickチームが出動しました。担当アナリストがお客様側のチームと密に連携しながらVectraの検知機能と収集データを活用して攻撃の進行を阻止し、修復対応を行いました。
インシデントの事後分析によって、この攻撃がランサムウェアFiveHandsに関与するグループ「UNC2447」の仕業だったことが示唆されています。攻撃は、データの持ち出しやランサムウェアのペイロードがデプロイするに至る前に食い止められました。
攻撃者は長期間におよぶ外部偵察フェーズを経て、標的組織の業務時間外に、SonicWallのVPN経由でネットワークにアクセスしました。当該アクセスから2分以内にVectraが攻撃活動を特定し、コンソール画面に表示された攻撃元ホストの優先度を「Critical」に分類しました。